飲むサジーが「地球を救う?」貧困と砂漠化から人々を守る【サジー産業の壮大な裏側】

サジーは有用性が高く、果実はもちろん、樹皮や葉、根などすべての部位が製品として活用されています。

また、貧困や砂漠化から救う植物として、注目を浴びています。

様々な製品に使われるサジー

樹皮 医薬品
化粧品
医薬品
化粧品
飼料
果実 果実油脂 医薬品
飲料類
食物
ジュース スポーツドリンク
健康飲料
最終ジュース 食糧
飲み物類
ビール
種子
 
油脂 医薬品
化粧品
残糟 飼料
土壌保全、土壌開墾、土壌浸食

サジーが人々の支えになる

サジーの名産地である内モンゴルでは、焼畑農業や過度な森林伐採が行われた影響により、ここ50年で草原が半減し、乾燥した土壌が増加しました。 乾燥した土壌では植物は育ちにくいため、砂漠化が急激に進行しています。

砂漠化の進行により産業が失われ、 内モンゴルの貧困者数は100万人近くにのぼるといわれています。サジーの収獲はそんな農民、牧畜民の収入源として長きに渡り役立ってきました。サジーの需要の増加は多くの人の雇用にも繋がっているのです。

さらに、生命力の強いサジーは砂漠地帯でも生きていくことができるため、砂漠化対策を目的としてサジーを植林することで、緑化の仕事が発生します。

砂漠化対策に繋がるサジー

サジーは、サジー販売、砂漠防止、貧困対策の3つの目的を同時にかなえる明るい産業なのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加