サジーとチンギスハンの3つの宝物

ジンギスカン

13世紀、中国から東ヨーロッパまで勢力を拡大し、モンゴル帝国の基盤を築き上げたチンギスハン。

モンゴル帝国初代皇帝であるチンギスハンとサジーには意外なつながりがありました。

チンギスハンの3つの宝物

チンギスハンは、屈強な軍隊を強くするために、サジーを定期的に摂取していました。
それを証明する資料があります。

ジンギスカン資料

モンゴルの征服者チンギスハンは、中国から東ヨーロッパに進出し、13世紀最大の帝国の1つを設立しました。

彼は洗練された戦闘部隊、厳しい戒律、それからサジーの3つの宝物に頼っていたといわれています。

チンギスハンの部隊が絶えず膨大な活力を持って行進できたのは、サジーを定期的に摂取していたからです。

上記文章要訳

戦闘部隊、戒律と厳しい人格がうかがえる宝物。

それらに並んでサジーがあることは、大勢の軍隊を引き連れて領地を拡大し、死去する瞬間まで何十年にもわたり遠征を続けていたチンギスハンにとって、その精神と肉体を支えたのがサジーであるということを示しているのではないでしょうか。

サジーとチンギスハンの出会い

チンギスハンの部隊は長きにわたり遠征を続けていました。激しい戦いの中で多くの馬が足を痛め、部隊から退いていきました。

部隊から退いた馬たちはその後、サジーの木が生い茂る林で暮らし、サジーの実を食べて冬を越しました。

あるとき、チンギスハンと馬が再会する機会が巡ってきます。馬を見たチンギスハンは驚きました。足を痛めた痛々しい姿はどこにもなく、きらきらと輝く美しい毛並みとたくましいからだを持った馬たちがそこにいたのです。

サジーの学術名(ヒッポファエ・ラムノイデス)の「ヒッポファエ」は輝く馬という意味を持ちます。

その名の通り、チンギスハンの部隊の馬たちに輝く毛並とたくましいからだを授けたのです。

元気になった馬たちとの再会をたいそう喜んだチンギスハンは、自らもサジーを食べるようになり、遠征部隊の必需品となったといいます。

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