
サジーは、種によって、背丈や果実の大きさや色、形状、成分などの特徴が異なります。
様々な種類のサジー
標高が高く、年間降雨量の少ない地域に生息するサジーは生命力が強く、より栄養価が高い果実を実らせます。厳しい環境を生き抜くため、長い時間を掛けそれに適応すべく自ら様々な成分を生成したと考えられています。
属 | 6種 | 17亜種 |
Hippophae(ヒッポファエ) |
無皮組 | |
salicifolia (サリシフォリア) |
– | |
rhamnoides(ラモノイドス) | ※sinensis (シネンシス)ビコアサジー | |
yunnanensis (ユンナンネンシス) | ||
wolongensis (ウォーロンジンシス) | ||
turkestanica (トルケスタン) | ||
mongolica (モンゴリカ) | ||
caucasia (カウカシア) | ||
carpatica (カルパティカ) | ||
fluviatilis (フルビアティルス) | ||
rhamnoides (ラモノイドス) | ||
有皮組 | ||
goniocarpa(ゴニオカーパ) | litangensis (リタンジンシス) | |
goniocarapa (ゴニオカーパ) | ||
gyantsensis(ジアントセンシス) | linaesrifolia (リネアリフォリア) | |
gyantsensis (ジアントセンシス) | ||
neurocarpa(ニューロカーパ) | stellatopilosa (ステラトピオサ) | |
neurocarpa (ニューロカーパ) | ||
tibetana チベタナ |
yadongensis (ヤドンジンシス) | |
tibetana (チベタナ) |
引用文献
https://www.hanspub.org/journal/PaperInformation?PaperID=43802&
※シネンシスサジーのブランドの一つであるビコアサジーの実は小ぶりですが、環境の厳しい乾燥地(砂漠など)でかつ標高の高いところに自生できる能力をもっています。栄養価も豊富なため、他のサジーよりも産業価値が高いとされています。
サジーの有皮・無皮組の分布図

サジーの種類ごとの分布図

★マーク:サジーの中でも非常に栄養価が高いシネンシスサジー (ビコアサジーはシネンシスサジーでかつ限定的な過酷な環境(地域)で生息したもの)
※rhamnoides wolongensis、gyantsensis linaesrifolia、tibetana yadongensisについては分布が確認できておりません。