『サジーオイルの経口投与により、ドライアイ患者の症状が軽減した』というヒト臨床試験結果が発表されています。
シーバックソーン(サジー)オイルの経口投与によるドライアイ患者の涙液浸透圧と症状の軽減
シーバックソーン(サジー)オイルの経口摂取がドライアイに影響を与えるかどうかを二重盲検無作為並行試験により検証しました。
方法
ドライアイの症状がある20歳から75歳の男女に、秋から冬にかけて毎日2gのサジーオイルまたはプラセボを3か月間摂取してもらいました。計86名の被験者が試験を完了し、ドライアイに関する臨床検査と症状の確認が行われました。
結果
ドライアイの要因となる涙液浸透圧の上昇について比較したところ、プラセボ群に比べ、サジーオイル群では著しく抑制されました。 また、赤みや灼熱感については、サジーオイル群で低い傾向がみられました(灼熱感:P=0.04、赤み:P=0.11)。
以上の結果から、サジーオイルは寒冷期の涙液浸透圧の上昇を抑制し、ドライアイ症状を改善することが示唆されました。
<参考文献>