ついに解明。ドライアイの人必見の果物、サジー

パソコンやスマートフォンが普及している今日、ドライアイ患者は年々増加傾向にあります。

最新の研究によって 、n-3系脂肪酸という栄養素がドライアイの新たな治療法として有効であることが明らかになりました。

サジーにはn-3系脂肪酸が豊富に含まれており、実験によりドライアイに効果的であることも分かっています。

サジーでドライアイが軽減

サジーでドライアイの症状緩和

2010年にフィンランド有数の国内大学、トゥルク大学でサジーとドライアイの関係性について研究が行われました。

20~75歳の男女100人を対象に、ドライアイが増加すると言われる秋~冬の3か月間、サジーオイルを毎日2グラムずつ消費してもらいました。

すると、1か月目は効果はなかったものの、3か月目に症状が軽減するなど有益な効果が示されました。

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また、フィンランドのトゥルクにある眼科で、サジーオイルスプレーを使った研究が行われました。 20~70歳のドライアイ患者に、1日4回サジースプレーをまぶたへ投与しました。

すると、実験からわずか9日間でドライアイの症状が軽減することが判明したのです。

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n-3系脂肪酸の効果

ドライアイ患者の涙の脂質組成は、健康な人と比較して組成に違いがあることが報告されています。

サジーを用いた実験では、この脂質組成にサジーオイルのn-3系脂肪酸が効果があったと考えられています。

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サジーのもつn-3系脂肪酸の働き

では、n-3系脂肪酸はドライアイに対してどのような働きかけをしたのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

涙は、ムチン層・水層・油層の3つの層から作られています。この3つの層のバランスが崩れることで、ドライアイが起きてしまうのです。

ドライアイを防ぐには、涙の安定性を求めることが何より大切になります。

この涙の3層において、n-3系脂肪酸が安定性をもたらすということが最新の研究で明らかになりました。

麻布大学がマウスを使った実験を行ったところ、涙の水分とマイボーム腺と呼ばれる、涙の蒸発を防ぐ油分の機能改善に効果がみられたのです。

  • n-3系脂肪酸の不足により涙の量が低下
  • n-3系脂肪酸の摂取により涙の安定性が増し、量が向上
  • マイボーム腺 において n-3 系脂肪酸の上昇が観察

以上のことから、 n-3 系脂肪酸の摂取は、水性・油性両方の涙成分の分泌にかかわる機能低下に有効であると結論付けられています。

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また、九州大学大学院でもドライアイ患者を対象とした実験が行われました。

40歳以上のドライアイ患者を対象に、n-3系脂肪酸のカプセルを12週間摂取してもらったところ、 ムチン層の損傷改善や涙の安定性が増すことが解明されています。

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n-3系脂肪酸が豊富なサジー

では、普段の日常生活において、どれくらいのn-3系脂肪酸を摂取すればよいのでしょうか?

厚生労働省発表の「食事摂取基準」によれば、 n-3系脂肪酸は年代によって成人男性は1日2.0~2.4グラム、成人女性は1日1.6~2.0グラムの摂取目安量が設定されています。

n-3系脂肪酸は、体内で作ることができないために摂取目安量を全て食べ物から補わなければなりません。

n-3系脂肪酸がしっかりと含まれている食品は多くはないため、どうしても不足しがちな栄養素となってしまいます。

しかし、サジーには100グラムあたり25グラム以上ものn-3系脂肪酸が多く含まれています。 わずか8グラムで1日に必要なn-3系脂肪酸を摂取できるのです。

ドライアイ患者向けに商品化

フィンランドの医療メーカー「Oy Finnsusp Ab」が、研究結果を基にドライアイ患者向けの独自のサジーオイルスプレーを開発しました。

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サジーオイルとヒアルロン酸が含まれ、 ドライアイ症候群の最も先進的な治療法の1つとして販売されています。

このスプレーを使った臨床研究と商品のレビュー記事は、イギリスのコンタクトレンズ協会を通して、世界最大級の学術雑誌「エルゼビア」にも掲載されました。

ヨーロッパ、カナダ、中東のいくつかのプライベートブランドで販売されるなど、徐々に世界に広がりを見せています。

日本で販売される日も近いかもしれません。

まとめ

ドライアイで苦しむ人にとってサジーは非常に有効なフルーツです。世界では既に治療薬としても取り入れられ、効果も実証済みです。

サジーがもつドライアイ治療への可能性が、これから研究が進むことによって ますます広がっていくことでしょう。

参考
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