『肝硬変患者がシーバックソーン(サジー)の抽出物を6ヶ月間摂取したところ、肝機能の指標であるアミノトランスフェラーゼが正常化するまでの期間が短縮した』という研究結果が発表されています。

肝線維症(肝硬変)に対するシーバックソーン(サジー)の効果:臨床試験

肝線維症(肝硬変)患者に対するサジーの効果を評価しました。

方法

Child-Pugh分類のグレードAおよびBの肝硬変患者50名を無作為に2群に分け、以下のサンプルを1日3回、6か月間経口摂取しました。

①サジー抽出物群(30名):サジー抽出物(1回15g)
②対照群(20名):ビタミンB複合体(1回2錠)

両群の摂取前後に以下の検査を行いました。

・ラミニン(LN)
・ヒアルロン酸(HA)
・III型コラーゲン
・IV型コラーゲン
・総胆汁酸(TBA)
・アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)
・アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)
・肝血清アルブミン
・プロトロンビン時間

結果

サジー抽出物を摂取した後は、LN、HA、III型コラーゲン、IV型コラーゲン、総胆汁酸(TBA)の血清レベルは、対照群に比べて有意に低下しました。

また、サジー抽出物群では、アミノトランスフェラーゼ(ALT、AST)が正常化する期間を顕著に短縮しました。

肝血清アルブミンとプロトロンビン時間には差が見られませんでした。

以上のことから、サジーは肝機能の改善に有用であると示唆されました。

<参考文献>

Ze-Li Gao, Xiao-Hong Gu, Feng-Tao Cheng, Fo-Hu Jiang(2003)/Effect of sea buckthorn on liver fibrosis: a clinical study/World J Gastroenterol./9/1615-1617