『ラットにサジージュースを摂取させると、発がん性物質によって誘発される腫瘍の生成を防ぐ』という研究結果が発表されています。

シーバックソーン(サジー)ジュースによるアミノピリン+亜硝酸塩摂取ラットの腫瘍生成抑制効果

Wistar系ラットを3群(各群17~18匹)に分け、アミノピリン※(0.2%)と硝酸ナトリウム(0.2%)を含む飼料と、以下を38週間自由摂取させました。

・水道水(対照)
・シーバックソーン(サジー)ジュース
・アスコルビン酸(ビタミンC)溶液

※アミノピリンは胃の中で亜硝酸と反応し、発がん性物質であるニトロソジメチルアミンが生成されます。

結果①(腫瘍の数)

・対照群(水道水)
17匹すべての肝臓に腫瘍が生じ、うち6匹は肺に、4匹は腎臓にも腫瘍を生じました。

・サジージュース摂取群
15匹が肝臓に、11匹が肺に、2匹が腎臓に腫瘍を生じました。

・アスコルビン酸(ビタミンC)摂取群
18匹すべての肝臓に腫瘍が生じ、うち6匹は肺に、4匹は腎臓にも腫瘍を生じました。

結果②(平均寿命)

サジージュース摂取群の平均寿命は270日で、対照群(195日)やアスコルビン酸摂取群(220日)よりも有意に長い結果となりました(P<0.01)。

また、サジージュース摂取群のラットの肝臓を顕微鏡で観察したところ、対照群やアスコルビン酸摂取群に比べて発癌巣の数が少ないことが分かりました。

以上の結果から、サジージュースはアスコルビン酸よりも効果的にN-ニトロソ化合物の生成を阻害し、それによって腫瘍の生成を防ぐことができると考えられます。

<参考文献>

Y Li, H Liu(1991)/Prevention of tumour production in rats fed aminopyrine plus nitrite by sea buckthorn juice/IARC Sci Publ./568-570